国際一村一品交流協会

Q−2.何故、「高度経済成長政策」が農村等に打撃を与えたのですか。

A.
(1)大都市、工業地帯が農村の貴重な働き手を奪い、都市部への人口流出を招きました。

(2)高度経済成長の特色は、≪大量生産、大量消費≫。そしてこの低価格の製品が、地域農村になだれ込み、地場産業や商店街を直撃しました。

(3)1970年代から、大都市や工業地帯だけでなく、農村に軽工業(特に縫製工場)の導入が促進(農村地域工業等導入促進法―1971年制定)されたことも手伝って、農村に残された貴重な女性労働力が、進出した工場に奪われ、農業生産が大きく落ち込む結果となりました。低賃金を求めて農村に進出した特に縫製工場等は、時を経ず、海外移転したため、表面的には農村は以前の状態に戻ったが、落ち込んだ農業生産は回復しませんでした。

 

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